2010年12月30日木曜日

時計つくりのジョニー



今日は先日から時々登場している末っ子のことです。

「どうしてもクリスマスのプレゼントは大工道具がほしいの…。」
サンタさんに一生懸命お手紙を書いてたそうです。

なんで?と笑ってしまうのは、毎回のように女の子が欲しがらないようなものをサンタさんにお願いしてきた経緯があるからです。

理由を聞くと「時計つくりのジョニー」って言う絵本の影響らしいです。

この本を読むと昔の子供を囲む環境はこんなもんやったんちゃうかなぁと少し胸が痛くなる流れです。
時代は大戦前後ぐらい、舞台はイギリスでしょうか…。
もの作りが上手で器用だったジョニーという男の子が主人公。
ある日、彼は本を見ながら大時計作りに挑戦しようと決心するんですが、父親も母親も、学校の先生までもが、時計作りなど「くだらないこと」「ばかなこと」を繰り返し、大人が子供を見下げる視線でジョニーの願いをあしらうわけです。先生の心無い一言のためにジョニーがいじめっ子たちにからかわれ涙する場面があるんですが、こんな教師おったら黙っとかんやろなぁと思います。
物語はジョニーを応援する女の子、スザンヌと鍛冶職人のジョーの協力のもとでジョニーは立派な時計を見事に作り上げるというお話です。

子供の人権、好きなことに打ち込むことの素晴らしさ、人が幸せになるための条件…、いろんなことを考えさせられました。


自分が影響を受けた日本昔話の「大工と鬼六」が末娘にとっては「時計つくりのジョニー」
そして、サンタさんから大工道具をもらった大はしゃぎの彼女。(笑)

たくさん失敗もするでしょうけど、それを繰り返しいいものを作ってくれるといいのですが…、楽しみです。

あとひとつ。もうひとつ…



新年を前に大掃除。お母ちゃんが年末いっぱいは仕事ってことで3兄妹とオヤジはバタバタとやってるけど…

片づけてるのか散らかしてるのか、ようわからん!

まぁ、えらいきれいに片づけても何をどこにしまったのか忘れてしもうても困るだけやし、適当にと言い聞かせ…。(笑)

合い間に1歳になったこむぎちゃんに“味噌スープ”を作ってやりました。

飲み水用のバケツはしっかり凍って、厚さは15cm…。
氷を放りだしまして、ぬるいお湯で味噌をといて出来上がり。

持って行ってやると、こむぎちゃん。

「何やけったいなもん、持ってきよったなぁ~。何やねん、それ?」 と関西弁かどうかはわかりませんが、

神妙な面持ちでしばらく眺めておりましたが、

「今はそれどころとちゃうねん。」 と奥へ…


何かいなと見てみると、リンゴをほおばっておりました。
最初は食べるのが下手やったけど、上手に食べるようになったなぁ~

この時期の餌は夏の間に親子で準備しておいた干した草、芋蔓、とうもろこしの茎などが中心。そのほか、酪農組合さんで買っているふすま、JA上伊那のしめ縄作りのイベントなどで出た稲わら。そのほか、農家などからいただいてきた柿、リンゴ、大根葉など…。

こむぎちゃんの体調管理をしっかりしてやらないとって思うんですが、普段は朝夕の表情と爪の伸び具合ぐらいで様子を見るしかできないんですよね。

せっかくのお正月休みなので、もう少し突っ込んで調べてみようと思います。



余談ですが、関西弁の“けったい”は奇態(きたい)からきてるみたいですなぁ…
で、関西は「い段」の発音を嫌う(?)ところがあって、とくに泉州(南大阪)方面では“き”を“け”に変えて“けったい”になったとか…
「けつねうどん」なんて看板が懐かしいなぁ… 奈良県人としては「きつねやろ!」って突っ込んだ記憶が…(笑)

当ブログは2011年もまた、故郷関西の言葉を忘れんようにコテコテでいきまっせ~☆
来年も宜しゅう頼んまっさ!

2010年12月26日日曜日

2010年最後の週末



今日も3兄妹は仲良くソリ遊び。滑ってはのぼりを何回繰り返してたかなぁ…
日の当らないスロープは我が家のすぐ目の前の農道。

木々が影を作り雪を残してくれています。



つまりは冬場とは言っても軽トラが通る道なんですが、子供っちゅうのは恐ろしいもんでどこでも遊び場にしてしまいます。
むしろ、せっかくの雪で遊んで何が悪いねん!って感じですわ…。
学校の先生が見たら一言連絡がありそうですけど、親が親なのでしゃあないなぁってとこでしょうか。(笑)

そして、末っ子は今日もお仕事です。(?)



彼女の中で何が起こったのか…
サンタさんにお願いしたのは今回も女の子らしい物ではなく、どうしてもってゲットしたのはなんと大工道具

なんでやねん!? って思うでしょ?その経緯については回を改めてお伝えしたいと思います。

とにかく、今はのこぎりを手に猛特訓しているみたいです。



長男はアイスホッケー。岡谷市のホームリンクに甲府モンキーズJr.さんを招いて練習試合がありました。

おや? 見せかけのポジションはフェイントでしょうか… 



今年も1年、事故やケガもなくアイスホッケーを楽しんで苦しんで…。(笑)



いやいや、シーズンは春までまだまだ続きます。
小学校最後のシーズンを最後までハッスルしてほしいなぁ…

2010年12月25日土曜日

ホワイトクリスマス



昨夜は寒波とともにサンタさん、無事、来てくれました。
早朝から騒がしいなぁと思ったら、子供ら、枕元に置かれてあったサンタさんからのプレゼントを広げて嬉しそう…。

こむぎちゃんはこの寒さをものともせず、まだ暗い夜明けから雪の上を楽しむかのようにうろちょろしてました。

雪が降ったら子供らも「冬の外遊び」スタートですわ…。



寒いのになぁ~ ((+_+))

あれ? 仕事してる人もおりまっせ!?




今日の写真は長男が撮ったものです。
やっぱり、こむぎちゃんの家族それぞれに対しての表情やしぐさは微妙に違うように感じます。

遊ぼ!
いっしょに走ってよ!
おいしいもの欲しいよ!  


赤ん坊の時から人懐っこいヤギではないんですけど、家族にはこんな感じで甘えんぼなんですよ…

  ↓ ↓ ↓



さて、明後日はこむぎちゃんのお誕生日です。(^^)v

2010年12月24日金曜日

イブ



ストロベリーレアチーズクリームのケーキ☆



ミートローフ☆


これが我が家のクリスマスの定番メニューです。
ふだんはどちらかというと野菜中心の食生活なので、こんなものが食卓にあるだけでキリスト教徒になった気分…。( ← 毎年書いてる気がするなぁ… )

やっぱり特別なイベント、クリスマスは子供らだけのもんとちゃうでぇ!
こんな日は子供に譲ってる場合とちゃいますわ、ほんまに。と大人げなく自分だけ特別サイズにケーキを切ってたり…。「大人げないのはいつものことや!このハゲゴリラ!!」と子供らに突っ込まれたり…。(笑)

じつは写真は昨夜の食卓。
天皇陛下の喜寿のお祝いとキリストさんの誕生日のお祝いと…。

師走も終盤に差し掛かって一年を振り返りつつ、来年に向けての気持ちをまとめる。

お世話になった人が逝った2010年。
子供らの成長に救われた2010年。
新たな出会いに助けられた2010年。

天皇陛下もキリストもすごく遠い存在やけど、自分の周りの存在すべてに感謝の気持ちを感じた今日は2010年のクリスマスイブ。

あはぁ~。サンタさん、来てくれるかどうか。心配、心配…

2010年12月23日木曜日

「宇宙飛行士毛利さんが伊那谷にやってきた」を見た☆

宇宙飛行士の毛利衛さんが今年の秋、伊那東小学校の6年柏組のみなさんと交流した模様をテレビでやってました。
伊那東小といえば近所にお住まいで“星空観察会”でお世話になっている野口先生のお勤め先…

ひょっとして…と思って見ておりますと、やっぱり…

野口先生の理科はとにかく面白いはず。それでいて子供たちの将来のために大切な環境問題についてしっかり指導されてる…。そういう先生がいるということで宇宙飛行士の毛利さんが来られることになったそうです。
我が家が参加していた“星空観察会”も映されてました。

さっそく野口先生が西箕輪で毛利さんをお出迎え。見晴らしの良い西箕輪から伊那谷を眺めておられました。



そして、小学校に行く前に毛利さんが会いたがっておられた方のところへ…。
誰かなぁ~って思ってたら、なんと。リンゴの白鳥さんじゃないっすか!

「虫が食べた果実が汚くて、見栄えのいいものが美しいとされてるのはおかしい。人々の食べものに“機能性”を追求してゆきたい。」という考えに対して毛利さんが「白鳥さんがおっしゃってることはまさしく科学。“機能性”を人々に訴えながら日本や世界中の人々が健康になる野菜や果物を作っていただきたい。」とおっしゃってました。



西箕輪に限らず伊那谷にはいろんな分野のすごい先生がたくさんおられます。
その先生方に多くのことを教わってるのは子供だけじゃなくて、僕らも同じ…

来年もいろんなイベントとかに参加させてもらってワクワクするような収穫があるんやろなぁ~☆

2010年12月22日水曜日

冬至日



もうすぐ年の瀬。今日は暦の上では冬至…
我が家の中途半端なイルミネーションもクリスマスを前に上のように満月をのせて完成いたしました。

しかし眩しいなぁ~、外灯要らんやん!

そんなに寒くないのはええねんけど、やっぱり雪がないのはちょっと寂しい気がする…。

こむぎちゃんもなんやらそわそわしておりまして、満月が関係あるのでしょうか…。

そう言えば彼女の誕生日ももうすぐなんです。



もうすぐ1歳になる彼女は“やぎ座生まれのやぎ”なんですなぁ。(笑)
ちなみにヤギ座というのは今日から1月20日までに生まれた方の星座。

ということで飼い主ももうすぐ誕生日で、なんと鬼六さん、40歳になりはりますねん。(笑)

はぁ、もう40かぁ、そろそろ大人になろ…www

今年も心配…

昨夜、皆既月食は見れたのでしょうか?
やっぱり午後からの下り坂で見られなかったのかなぁ…
赤いお月さま、見たかったなぁ~

なんやかんやでバタバタした夜になったけど、雪じゃなくて降ってたのは雨というわけで…。
スキー場などは雪乞いの神事が行われたりしてるそうです。

今年は雪が降るんやろうか…

そんなえらい降らんでもええけど、せっかくスタッドレス履いたのに降ってくれな困りますやん。

正月奈良に帰省するのに新品スタッドレスはどうかなぁ…
でもこの前の正月は奈良に入ってえらい雪やったしなぁ…

奈良は寒いんやろなぁ…
石油ストーブ全開で咽が痛くなるんやろなぁ…

子供軍団も増えてたりしてお年玉の“支払い”が痛いなぁ…

しかし腰が痛い。大丈夫かいなぁ…とまぁ、この時期は心配事が多いわけです。


一年前と同じように今年もやっぱり心配なのがウチの子供らにサンタさんが来てくれるのかどうか…

景気悪いしなぁ、来てくれるかなぁ…なんてごまかしますと
サンタさんは日本人と違うんやで、と返ってくるし…

今年一年いい子にしてた子供にしかサンタさん来てくれへんで…なんて言うと
3匹そろって沈黙しよる。(笑)

まぁ、これ以上は何も言わんと祈るだけですなぁ。

サンタさん、来てくれますように…

今年もNORADへアクセス!

2010年12月20日月曜日

い~な音楽祭2010



老朽化に伴って本年度末で閉館する伊那市民会館。昨日は市民合唱団など22団体が参加して「い~な音楽祭2010」が開かれました。
我が家の娘二人も小学校の合唱団で参加です。

2010年12月19日日曜日

寂しい季節



相変わらず毎週末がめちゃくちゃ忙しい我が家。
ヤギのこむぎちゃんとなかなか遊んでやる時間がなくてちょっと可哀そうやなぁと感じていたんですが、長男は毎朝の自主トレでちゃんと彼女の様子を見てくれているみたいです。

すっかり冬に入った気候でヤギ小屋の水バケツが凍ってしまってて今日は厚さが8cmぐらい。
寒さに強い動物とはいえ、ほんまのところはどないやねん?と様子を見てると、長男の練習台の上にかけのぼってツルっと滑りそうになるのを楽しそうにやってたりするわけですわ。

寒さに強いというか、なんというか…。要するに寒さなんかどうでもええような感じで過ごしてますなぁ…。(笑)


青草がない季節でありますから何を食べるのかと言いますと、



大好きな枯葉であったり木の小枝や皮だったり…

でも今朝はちょっとご馳走ですよ。リンゴに柿、ふすまに稲藁を並べて出してやりました。
もちろん小屋には夏に作っておいた干し草がまだまだありますよ…



寒いとどうしても人間は家の中にこもりがちでしょ…。こんな季節に畑もたいしてやることないしねぇ…
かまってやれる少ない時間は顔を見るなり飛び出してきて甘えてきますねん。そうそう“体当たり”で。(笑)

“一人っ子ヤギ”にとっては寂しい季節なのかもしれません。種付けしてヤギを増やそうかどうしようか、いまだ検討中であります。

2010年12月16日木曜日

麻ひもクラフト



ウチの奥さんの工房、[studio juneberry]では麻ひもクラフトもやってます。上の写真は去年撮ったものかな…

今日はそのカテゴリーの新作を紹介させていただきます。



あと10日で1才になる我が家の仔ヤギ、こむぎちゃん…。彼女がモデルかどうかはわかりませんが、我が家にとってヤギという動物の存在はとても大きくて、そんな愛情が生み出した作品と言えるんじゃないでしょうか。



長男と男2人で出掛けた休日、自宅では女トリオが仲良く手作りで過ごしていたそうです。



お母ちゃんみたいに作れるようになりたいな。



末っ子もすごいものを作っててびっくりしました…。
2,3年前と比べると、素材に触れることをとても楽しんでるように見えました。

そういえば“蒼空工房・鬼六”も長いこと作品を作ってませんなぁ~。
いやいや、じつはおもろいアイデアはいっぱいあるんですけどね。時間がなくて…(笑)

いまだ体調は万全じゃないけど、お父ちゃんもそのうち頑張りまっせ!

2010年12月15日水曜日

リニア中央新幹線



国鉄(現JR)で“リニアモーター推進浮上式鉄道”の開発が始められたのはなんと1962年のことなんだそうですね。

リニア中央新幹線の計画はいよいよ飯田から南アルプスを貫ける「Cルート」に決まりました。

賛否両論あるでしょうけど、自分としては近所を通るBルートにならなくてひと安心。正直、要らんような気もする。(笑)

そうそう。そんなに急いでどこへ行くねん!?ってな感じで…
でもね、そんなに急いでも急ぎ足りんぐらい仕事に追われてたこともあるし、そこはなんとも言えません。
ただ、信州の自然の豊かさに魅かれて移住してきた自分にとっては、長野県にそんなもんは要らんやろ…そう思ってしまいますねん。
見込まれている経済効果がどれほどのものか…。

あんまり言われてませんが環境問題に対してはどうなんでしょうね。
走れば走るほど環境にやさしい…、そんな夢の乗り物ができればいいのになぁ…

将来、「今度の日曜日は買い物の前にちょっと奈良へ帰ってお墓参り…。」なんて具合になるのかなぁ~。
便利というのか、気忙しいというのか…。

やっぱりええのか悪いのか、ようわからん…

とは言え我が家にとっては故郷奈良と伊那谷を結ぶ高速鉄道。
奈良に限らずいろんなとこから多くの人が信州へ遊びに来るとええなぁと思います。

35年後と言えば小6の長男が47歳か…先の長い話やなぁ。

2010年12月14日火曜日

予告編・カリブの海賊

2011年5月20日パイレーツオブカリビアン最新作が全世界同時公開されます。
異例とも言われている半年前の予告編が今日、解禁となりました…



楽しみ楽しみ…

2010年12月13日月曜日

インターハイ告知 ~氷上の格闘技~



まいどおおきに、鬼六でございます。
ここんとこご無沙汰ですけど、塩原さんは元気にしてはるんやろうか…。
まぁまぁ、個人的なことはおいといて…

さて、先生も忙しいという師走の時期。新しい年はもうすぐですよねぇ…。

ちょっとローカルな話題かもしれませんけど、今日は上のポスターの告知をさせていただきます。

第60回全国高等学校スケート競技・アイスホッケー競技大会
冬のインターハイです。

お勧めのアイスホッケーは1月19日に開幕、競技は20日~22日の3日間、岡谷市やまびこ公園アイスアリーナで行われます。

なんせ長野県という寒いとこに住んでいながらもアイスホッケーがマイナーなスポーツっちゅうのがおかしいやんっちゅうことでね。長男ががんばってるってこともあるんですけど、こんなすごいスポーツはなかなかないと思うんですよね。
とんでもないスピードの中で選手たちはパックをキープして試合を組み立ててゆきます。もちろん高校生にもなると体当たりのチェックも格闘技そのもの。瞬時の判断によって打ちこまれるシュート。また、ゴールキーパーのスーパーセーブも見もの。
近隣にお住まいでアイスホッケーを画面の中でしか見たことがない方には、ぜひ生で観ていただきたいと思います。
ちなみにやまびこアイスアリーナはウチの長男が在籍しているやまびこバスターズのホームリンクでもありますが、バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得した日本代表チームの本拠地でもあるんです。
もうひとつおまけですが、日本のアイスホッケー初の公式戦は諏訪で行われたっていうのもあまり知られていないんじゃないでしょうか…。

インターハイではオフィシャルとして大会の運営をお手伝いさせていただくことになっておりますが、組み合わせなど詳細はまだわかりません。もし個人的に情報がほしいという方がおられましたらお気軽にメールにてお知らせください。

さて、いよいよ凍える冬。1か月後、岡谷の氷上では高校生の熱い戦いが繰り広げられることでしょう…

2010年12月12日日曜日

長野へ

昨日と今日は早朝からMウェーブへ2連ちゃん。第20回親善ジュニアアイスホッケー長野大会です。
県内6チーム、山梨1チーム、群馬2チーム、新潟3チームのチビッ子氷上格闘士はみんなええ顔してましたよ。

初日の第一試合。群馬桐生ジュピターさんに勝ったものの何かいつもとは違う雰囲気…。
まさしく歯車がかみ合っていない我らがやまびこバスターズ。

案の定、2試合目の強豪、軽井沢バッファローズ戦は完封負け…。先週の軽井沢大会ではええ勝負やったんちゃうんかい~ッ!(泣)

ま、先が長い子供らにはこの悔しさをバネにさらに上をめざしてがんばってほしいなぁ…。



ほんまに頑張ってただけに見てるほうまで悔しさが残った初日でした。

おかげで大会2日目の今日は敗者戦で星空が美しい時間に出発ですわ。(笑)





お相手はAC長野パルセイロさん。あの伝説のスーパースター、運上一美監督が率いるピカピカの今季発足チームです。



ウチのあほボン、#86も持てる力を充分に出してがんばってました。
得点はなかったものの2アシストが記録されました。ちょっと寂しいかな…。



そんな中、敗者戦ということもあって5年生ゴーリーがフル出場。
みごとなセーブで日ごろの練習の成果を見せてくれたこと…



苦節3年、得点がなかった2人の6年生の公式戦初ゴール!

うぅッ…



泣けるぅ~…



優勝したかのように喜ぶ彼らの表情は喜びにあふれてました。
がんばってきたことが結果にあらわれたこの試合は、彼らの思い出に刻み込まれたことでしょうねぇ~。


ハッスルハッスル! で悔しさあり、笑いありの素晴らしい大会でMウェーブには爽やかな風が流れてました。



2010年12月9日木曜日

雪の夜…氷の上…



いよいよ今夜は降るようです…。
南信州の多いところで5cmの積雪になるとか。

ウチがスタッドレスタイヤを履くとえらい雪が降るというのは今年も大当たりとなるのか…。
そんなんやったら履き替えるなって言われそうですけど…(笑)

さて、そんな今夜も長男は氷の上です。



今夜は中学生チームと合同練習。
今年最後の大会を明後日にひかえたやまびこバスターズ高学年チーム…

基本にかえった練習にも気合いが入ってました。



この調子やとひょっとしてひょっとするかも…。期待は膨らみます。

2010年12月8日水曜日

冬支度



雪が降るところでの生活に必要なものといえばスタッドレスタイヤ。
ブリヂストンの冬タイヤ、ブリザックLEVO2を購入しました。

移住した当初、びっくりしたのが通勤の時間帯や休日に車が多いこと。
朝夕、JRの線路沿いの国道は意外にしっかり通勤ラッシュの状態…
一軒のお家に車が2台とか、多いお宅では4、5台もあるし…
2、300m先の公民館への移動でも車を出動する方がおられたりして…
携帯電話みたいなもんなんでしょうか。いつも持ってな落ち着かん…みたいな。

やっぱり時間の過ごし方が変わってきてるんでしょうね。
便利なものを使うのが当たり前になって、都会のようにどこか気忙しいのがもったいなく感じるのは自分だけなんかなぁ。

環境のことを考えてもカーボンオフセットへの意識がないように思うし…。
ブログやっててインターネットを活用しまくってる自分もどうかと思うねんけど、ここらでもう一回考えなあかんなぁと思います。

スタッドレスタイヤも安いもんでもないけど、実際のとこ「ないと不便」なもの。っていうか周囲の人に迷惑かけますわ。
そこを「ウチは冬タイヤは履かんので冬の間は身動きとれませんで~。」なんて言われへんでしょ。
そんなこと言うてて生活できたらええけど、なかなかそんなわけにはいきませんわ。

いわゆる「田舎暮らし」に憧れて信州に移住し、成功したように思われるかもしれませんが、我が家の「田舎暮らし」はまだまだニセモノです。(笑)

2010年12月5日日曜日

晴れの日



先日の荒れた天候が嘘のような穏やかな朝。
今朝の“明けの明星”から1時間後の空と山、霜が降りた畑…。
その日、その瞬間に見せてくれるという自然…というよりもこれも宇宙の一部と言えるんちゃいますかぁ~。



自宅周辺や伊那谷のあちこちにある長いまっすぐな道。
人の暮らしによって作られたこの道もまたその一部…。

四季折々の風を感じることができるとても気持ちのいい道なんですよ。

明けの明星



今朝6時の東の空。昨日が最大光輝の金星です。

宵の木星もそろそろ2本の縞模様のうち消えていた1本がそろそろ復活してきているそうですよ。



今月の天文現象について…


2日 水星が太陽の左側に一番離れて見える位置にきます。(東方最大離角)

4日 金星が最大光輝(-4.7等の明るさ)

6日 新月(月が太陽方向にあり観測出来ない) 

13日 上弦の半月 日没の時南中(南の空で一番高い位置に来ます)月の観測のおすすめ時間帯は日没から夜9時位まで。地平線に近くならないうちに見ましょう。

14日 ふたご座流星群が活動のピーク。

19日 月と「すばる(M45プレアデス星団)」が近づきます。

21日 満月・皆既月食(日没時に東の地平線からのぼってきます。)
   
23日 こぐま座流星群が活動のピーク。

28日 下弦の半月 深夜に東の地平線から上ってきます。観測のおすすめ時間帯は午前2時くらいから。


以上、毎月いただいてる望遠鏡屋さん からの天体情報から。(笑)

それにしても、電線が邪魔やな…

2010年12月3日金曜日

風が強い日



今夜は時折突風が吹き抜けている…。
西駒ケ岳の北側を吹き下りて我が家を通り抜ける風は半端なく強いんです。

こんな夜、心配することは

①子供らが外にほったらかしにした“何か”が宙に舞って旅立つこと。(笑)
②ビニールハウスの骨を利用したヤギ小屋が壊れないか。(汗)
③他所のお宅から何かが飛んでこないか、などなど…

と、まぁいろいろあるわけです。

雪の時期は子供らの遊び道具の“そり”が要注意で、翌朝になるとはるか見下ろすよそ様の畑の真ん中まで飛んだり滑ったり転げたりして旅立つわけです。

今日の夕方の雹(ひょう)は夜になって雪になっていたけど長くは続かんかった。が…、朝までどうなるか…などと心配するときりがない。

ちなみに我が家の車には、いまだに冬タイヤを履かせてない…。
雪はまだしばらく待ってもらいたいなぁ~と思っているとちらりほらり…

そろそろやばいかなぁ~


というわけで、よそから飛んできたおいしい葉っぱに喜んでいるこむぎちゃんでございました。

2010年12月1日水曜日

ハイタカの杖




ル・グウィンの「ゲド戦記」は大好きなお話のひとつ。はじめの頃ハイタカが愛用していた杖はイチイの木であったそうです…。



写真は大正、昭和、平成と生きてきたイチイ。
あるお宅の庭でご家族の生活とともに大切にされてきた長い時間…

美しい年輪を見ていると感慨深いものがあります。
自分の倍以上も生きてきた木…。


伐採作業は一般的には荒々しいイメージを持たれたりしますが、どんな心で木が扱われるのか…。
この木の伐採作業をこちらでご覧ください。
   ↓
あの材木屋さんのブログへ


しかし…、ハイタカの杖にはちょっと太いかなぁ… 

2010年11月30日火曜日

あの本は今…



2年前の今ごろ、本屋さんにならんでいた雑誌 WILDER 弟1号 …

じつは我が家の暮らしを紹介していただいているのだが、2年前はまだ家が出来上がっただけ。
WILDER←クリックするとチラ見できます。3枚目に長女が登場しております。(笑)

今やったらこむぎがおるし、記事もうちょっと面白い内容になったのになぁ~なんて思います。

カナディアンカヌーが今でも宝物である自分にとって、カヌーイストの野田知佑さんが数年前まで近所に住んでいたという偶然。
その野田さんもエッセイを書かれている雑誌にこれまた我が家の暮らしを紹介していただいたという思い出の雑誌である。が、その後、続けて出されているのか…
ちょっと気になって「かぴさまエンターテイメント」を検索してみると、その後、出されていないみたい。

うぅむ。なんでや…

人気なかったのかなぁ…不思議。
鬼六ファミリーが評判を落としたんちゃうか…。いや、そんなことはない! はず!

WILDER第1号、980円。今も絶賛発売中です! (笑)


おっと、気がつけば明日から師走ですよ。
今年は何か“発展”できたんやろうか…

2010年もあと1か月。やり残すことがないようにしたいもんです。

2010年11月29日月曜日

草架



先日のこと、廃材を利用して草架を作りました。
草架というのは一般的にはあまり知られませんが家畜などが飼料を食べやすいように牧草などをひっかけておくものです。

我が家の仔ヤギ、こむぎちゃんもあと1か月で満1歳。
もりもり食べてすくすく大きくなった彼女のために、試しに作ったんですがうまくいったようです…。

今日の夕飯(?)はいただいてきた大根葉。



ほんまに美味そうに食うなぁ…、とひと口分けていただきますと確かに美味い。

ええもん食って、ますますおてんばのこむぎちゃんでございます。

回想 ~ 伊那谷に至る道 ~




なんで海のない奈良から、同じように海のない長野に来たの?って
時々聞かれることがあります。






確かに面白いですよね…

我が家のライフスタイルというものを上手に説明できるかどうか、正直なところわかりません。目指す場所はぼやぼやーっとした曖昧なイメージの中なんです。
もっともずっとずっと将来のことやから、精密描写のようにはっきりくっきりとはいかんわけです。

でも、なんとかしてそこに行きたい。1年にたとえ2mmでも近づいていけたら、そんなペースでもええと思うんです。

ごく自然の成り行きで縁あって今の自分があると思いますし、決してこれから先、自分の力だけで生きていけるとは思えません。





自分の経歴を書けば長くなってしまいますが、書きます。(笑)

自他ともに認める「変わり者」の自分は昭和46年1月、奈良市出身のヤギ座、亥年生まれ。
物心ついた頃には周りにいたたくさんの職人さんが遊び相手というのはいわゆる“大工さんの家”に生まれ育った独特な環境でしょうか。
人口400人ほどの集落のうち約半分が身内という田舎。いろいろ事情があって、祖父母のもとで5才中ごろまで過ごしました。
今の自分が“作る人”である起点はこのころにあるように思っているのは、亡き祖父と同じく今年亡くなった叔祖父から受け継いだものが大きいからでしょうか。自分自身の中でそれは一生涯、消えることはないと感じています。

「人間、五体満足に生まれたからは、人のため世のためにそれを使わなあかん。」

背が低くても貫禄があって誰からも信頼が厚い棟梁。でも、一度怒らせると鬼どころの騒ぎやないと評判やったことを聞いたのはずいぶん後のことで、孫の自分は二人とも仏様のようなやさしい顔しか見たことがない。大工仕事を教えてくれた親方は鬼どころの騒ぎやなかったですが…(笑)

思春期。中学高校時代はビーバップハイスクールのような毎日で…(笑)
そんな中、高校ん時に物理を教えてくださってた担任との関係はいまだに信じられないぐらいええもんでした。と言うか、数々のエピソードの中でクラスはひとつにまとまっていったんでしょうけど…。
どこかで書きましたけど自分自身、物理そのものもよく理解してたと思うし、“物理的”な考え方が面白く感じるようになったのはムーミンこと担任のおかげ。(笑)
同時に自分が思い描いていた彫刻家への夢とか表現したいこともよく理解してもらってたように思います。

「ふじたぁ~、お前には才能がある!一生そっちでやっていけよ。」

卒業式が近い教え子を居酒屋に始まってスナックまで付き合わせ、朝までハシゴ。ってどんな教師やねん!と思うけどあん時の酒は美味かったなぁ。(笑)

なんせ中学2年生のころイサム・ノグチに影響を受け石彫作家志望やったので親も先生もビックリやったんやろうけど、本人は至って真剣。芸大進学の実技だけの一本勝負(入学試験)に自信は過剰気味でしたが、それ以降、全国模試というものはまったく受けずに創作活動や実技の準備に打ち込めたように思います。

高校時代は絵を描いてるか石を彫ってるか自転車に乗ってるか…。長い休みは自転車旅行であちこちに行きました。九州縦断が一番思い出深いかな…

芸大に入っても興味のない講義はほとんど出席せず、早朝4時から夜の9時ごろまで大きな石と向き合ってひたすら作品を作ってるかグランドで汗を流してるか、酒を呑んでるか。(笑)
高校時代から東京や各地で開かれた展覧会で大きな賞をいただいたりもしたけど、受賞した作品はたいてい自分の中では満足できるものではありませんでした。

卒業後は彫刻家のアシスタントで全国へ飛んだり、石屋さんでアルバイトしながら制作活動、大阪南港のATC(東京で言えばお台場みたいなとこです)で似顔絵屋をやったり、合間に長距離トラックに乗ったり…。まぁ、なんとも落ち着きのない生活…。

阪神大震災の救援物資輸送第一弾に携わった時、自分のトラックに向かって地べたに正座して手を合わせるお婆ちゃんの「有り難い有り難い。なんまんだぶ、なんまんだぶ。」の姿を見た時、それまでの自分の中にあったものが根底から覆された気がしました。

で、それがきっかけというわけではありませんが数年間、大工の修行。根垣(ねがき)と呼ばれる一人前としてのお披露目のイベントの頃に、芸大で同期だった嫁さんと結婚。

その後、子供らの誕生…。
子供らはぜんそくやアトピーがあって、その頃から夫婦の頭の中である思いがふくらんでいったわけです。

「自然豊かな場所で暮らしたい…。」
「子供も自然の中でのびのびと成長してほしい…。」

もちろん

「アトピーとぜんそくがどうにか治まってくれる環境」を求めて…

そんなことから始まった西へ東へ新天地探し。
いろんな条件が合うところを求めて高知、岡山、兵庫、三重、岐阜、静岡、山梨、長野…
一時期はカナダとかアラスカなど海外も視野に入れていたのですが、故郷奈良を捨てるわけではないのでお互いに行き来できる範囲をいろいろ探したり情報を集めたり…。
多くの人々との縁に恵まれ、我が家は長野県にたどり着いたと思います。



2005年夏、岡谷市に移住。子供らはその年にアイスホッケーを始め、身体も徐々に丈夫になっていきました。子供らを見ていて親の影響が大きいと感じるのはやっぱり図画工作や音楽などに個性的なこだわりを見せるところでしょうか。

勉強はそれなりにやってほしいけど、それよりも外で遊ぶことのほうが大事。
なんでって、信州の“外遊び”には自然科学がいっぱいあるし、不思議なことを自分で発見できるようになってほしいなぁと…頭の悪い親父。物理が最高に面白くなった瞬間のことを何度も彼らに話してしまうわけですよ。
「父ちゃんがアメフトでクウォーターバックをやってたのは、物理をよく理解して遠くにパスを投げれたからや。」なんて…。(笑)





今、住居をかまえて暮らしている環境は、毎年すぐそばまで熊が下りてくる。めりはりのある四季と満天の星に包まれる。土を観察しながら果物や野菜を育てる。豊富な食材から季節料理を愉しむ。不便を感じたら周りにあるもので作る。そんなことの繰り返し…

面白い生活への工夫を家族全員がやらなあかんわけです。
表現するには画材や筆、カメラ、楽器などの道具が必要ですが、アイデアの実現にはそれ以外に知識が必要であったりします。その都度、必要な勉強をきちっとやらなあかん。親子で手分けして新しいものは生み出されてゆきます。そのひとつひとつが我が家のライフスタイルには欠かせないもの…。

奈良にいた頃、身内で固められた集落は結束力が強く、不安の材料になるものは何もありませんでした。田舎ではあっても交通の便が良く、半時間もあれば大阪や京都の中心部に行くことができる。

逆に今は不安材料は絶えず、暮らしは“不便”に囲まれてるのかもしれません…(笑)

でも、故郷での暮らしは生活が出来上がっていて何か新しいことを始められる環境ではなかったわけです。
子供にはお金には換えられない何かを残してやりたいと…、今もずっと考えてたりするんですが、それはこんな暮らしそのものです。

求めているのはある種、遊牧民的な生き方かもしれません。
今は「農」に囲まれた暮らしを大切に、いずれは嫁さんのトールペイントやクラフト、自分の木工なんかの手作りの工房やフェアトレードの店をやってみたいという夢もある。ヤギ牧場をちゃんと作ってヤギミルクを使った栄養価の高い乳製品を作るというようなことにもチャレンジしたい…。

子供らには個性をどんどん生かして欲しいし、彼らの成長とともにそういう計画も変わっていくんやと思います。

ただ、何の形もないところから家族全員で暮らしを発展させることがやっぱり大事やと思います。

行き当たりばったりというのが苦手でなにもかも安心安全じゃないとダメという人も理解できないわけじゃないけど、人生も旅もいつ何が起こるかわからんのが自分にとってはワクワクするぐらい楽しい。

やってみてあかんかったら戻ったらええやん。
やらんとあきらめるよりやってみて失敗したほうがええやないか、と…。

トイレには神様がおるんやでぇ~♪なんて歌が毎日のように流れてますけど、自分も幼いころにそういうようなことをよく言われてました。

「おじいちゃんみたいにすっごい竹とんぼを作りたい…。」
しょっちゅう言うてたのか、6才の誕生日にカッターナイフを買ってもらって…
それがなぜかキティちゃんのキャラクターのもので…(笑)

で、いきなり左手の人差し指をザックリやってしもて、えらい泣きましたわ。

「えらい血ぃ出てしもて、かわいそうに…。刃物は恐いもんやで、気ぃつけなあかんがな。恐い恐い刃物にはな、神さんがおってな、その神さんがこれは恐い道具やっちゅうのを教えてくれてはんのや。」

確かにそれ以来、自分の道具ひとつひとつにはそれぞれ“神さん”がいると信じてる…


ちょっとズレてしまいそうですが、親父としてたいそうなことをしてやるつもりはありません。
でも、子供に伝えたいことの中で、ほかに譲れないものがあるとすれば…

男の子も女の子も『作れる人』になってほしい。

大工さんのようにお家を建てるのか、料理人のように美味しい料理を作るのか、人々を魅了する音楽を作るのか、新エネルギー時代の世の中に必要とされるものを開発するのか…

すべてに共通する要素はこんな暮らしの中にあると信じています。
我が家にとって理想的な「不便」がここにはある。その「不便」こそ大切な要素のひとつやと考えるわけです。



なんやら長々と書いてしまいましたけど、ちょっとは理解していただけるでしょうか…。(笑)