2010年10月10日日曜日

環境負荷、どないやねん。



いつもお世話になっているアンナプルナ農場の稲穂です。
農場主のSさんもまた化学合成農薬、除草剤、化学肥料を一切畑には投入しない有機農業を実践されているお一人。
食への考えは我が家と同じ、というか教わることが多いんですが…。

親同士の考え方が同じ方向だとやっぱり子供同士も仲良くやってるみたいなんですが、昨年に引き続いて今年も先日から稲刈りとはざかけのお手伝いをさせていただいてます。



無農薬ですからイナゴもいっぱいいます。子供は大喜びではざかけをほっぽらかしてイナゴとりにも精を出すわけです。(笑)
でも、地球にやさしいってこういうことやな、きっと…。
何世紀にもわたって発展し続けてきた農の世界。その風景の中にほっと安らぐものを感じました。
目の前の農場に“取り戻された環境”があったわけです。

手間暇惜しまずやることって、ゆとりのない世間では他人事のように思われてる気がします。
それなのにエコが大流行してる現実…。ほんまにそれってどないやねん…

  地球にやさしい本物の“エコ”
  結局学力で判断する“ゆとり教育”

いずれも本質を見抜いて子供らに伝えていかなあきません…。


さて、今日は近所でウッドチップを無料でいただけるとのことで、近所の農家のかたに軽トラを借りて満載4往復…。
6年生になった長男がニコニコしながら手伝ってくれました。
それもそのはず、ウッドチップの原材料は小学校に隣接する学校林の木なんです。

そもそも小中学校がちょっとした森の中にあるんですが、小学校の隣に保育園を建設中なんです。整地のために伐採されたヒノキとカラマツは製材して園舎建築に利用、残りをウッドチップとして園内と地域で利用しようということになったんだそうです。

2年前からどこかでウッドチップを安く仕入れることができないかと思ってた我が家には嬉し過ぎるお話で…。
はりきって運んで敷いて、ちょっと見栄えが良くなった…気がします。(笑)



あ、それから森のにおいがええ感じなんですよ。いつまで続くのかはわかりませんが、ふかふかするのも手入れの行き届いた山の感触です。

伐採された学校林の木々。そのうちの何パーセントかわかりませんけどこうして我が家にやってきたことが、長男は嬉しかったみたいです。
利用されることなく山で朽ちてゆく木から発生する二酸化炭素も相当な量らしいし、ヒトの都合で伐採されたんやから地元でとことん利用していくのって大事。我が家にとってはもっとミミズが棲めるようになってくれることが、すごい大事…。オヤジのそんな話に、さらに嬉しそうにしてました。

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