2010年9月17日金曜日

種をまく人



まいどおおきに、鬼六です。
今日は名画を引っ張ってきましたよ~

え、なに? 話題がキャラと合ってないって?

いや、まぁそう言わんと。一応、芸大卒ですので。
母校のまたの名は「大阪芸人大学」なんて言いますが…


ま、それはこっちへ置いといて…。


ミレーの名画「種をまく人」です。


皆さんはこの絵を見てどんなことを感じますか?

暗い絵やな、とか。
そんなに乱暴に種をまいたらあかんやん、とか。
ちゃんと顔、描けー、とか。
やっぱり男の人や、とか。

   ん…?

なんでもええねんけど、絵というのは見る人にいろんな楽しみやメッセージを与えてくれますね。

僕がこの絵を初めて見たのは21年前になります。
その時、感じたのは秋の季節でした。

今でもやっぱり同じなんやけど、南信州の農業が盛んな地域に移り住み、いわゆる「農的暮らし」に憧れる今日この頃。いったい何の種をまいてるんや?という疑問が突然わいてきたわけなんですよ。

こういう事ではいろんな人があーやこーや言うて、“説”というものを生みだしたりしますよね。
ちょっと調べてみたんですけど、一番有力そうなのがこれですわ。

この絵はミレーがパリからバルビゾンに移った最初の年に描かれたものですが、描かれた場所は大地の傾斜から海沿いの畑であるといわれています。ミレーの故郷グリュシーの畑の多くは海沿いの断崖絶壁の上にありました。このことから故郷グリュシーをモデルに描かれたとされています。グリュシーでは麦はとれなかったため、蕎麦(ソバ)の種をまいているとする考え方もあります。種まきの作業は朝に行うこともありますが、この作品では秋の夕暮れ時となっています。(山梨県立美術館さんのページから抜粋) 

なるほど蕎麦か…。っていうか蕎麦って外国にもあるんですね。信州だけのものかと…(笑)

しかし、あらためてこの絵をじっくり見てると“牧草畑”に見えてきたんですよねぇ…
ほかの人にはどういうふうに見えるんやろ…

そうそう。このお兄ちゃんが一生懸命まいてる種。
牧草の種とちがうんかなぁ…  と思って、今日の日の秋の夕方。

わたくしもこむぎちゃんのために牧草の種をまきました。
もちろん! お兄ちゃんに負けへんぐらい一生懸命・・☆

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