2010年6月29日火曜日
生き残るための進化
我が家の仔ヤギ、こむぎちゃん。
おてんばな彼女は昨年末の12月27日生まれ。まだ生後半年。
毎日草や枯葉、木などを食べてる様子を見てると、確かに食うことだけで一日を過ごしてるように見えたりします。
でも、やっぱり子供なんですねぇ、見といてあげないと不安なのかメェメェとずっと呼んできます。
こちらが見える場所にいて畑仕事なんかをやってるとおとなしくモグモグやってるんですがね…
さて、今日はヤギという動物をちょっと紹介させていただきましょう。
意外と知られていないのですがヤギは偶蹄類という種類の動物に属します。その名のとおり蹄(ひづめ)が二つあってイノシシ、カバ、ラクダ、シカ、キリン、ウシなどの9科、185種なんだそうで、ヤギはカモシカと同じウシ科の動物なんですよ。ちなみにクジラはDNA解析ではカバの近縁とされているのですが偶蹄類と呼べるかどうかは議論中のようです。
そして今、問題になっている口蹄疫は偶蹄類動物の病気ということももう一度お伝えしておきましょう。
「偶蹄類」があれば、当然「奇蹄類」もあります。ウマ・バク・サイの3科、23種がこれに属するとのことです。
偶蹄類と奇蹄類を合わせて「有蹄類」と呼ばれていますが、彼らはもともとは人間と同じように5本の指を持っていたそうです。
ウチのこむぎちゃんの二つの蹄は人間で言うと中指と薬指にあたり、それ以外は草原で生き延びる過程で退化してなくなったのだそうです。
草原では森やジャングルと比べると天敵から身を隠す場所がない。つまり走って逃げる必要があったというわけです。
一般的にヤギを見ることがあるのは「ふれあい牧場」のような場所が多いですよね。では野生のヤギはどんなところでどんなふうに暮らしているんでしょうか。
YouTubeで面白いのを見つけました。
すごいでしょ?
まぁ、ウチのこむぎちゃんにできるかどうかはわかりませんけど、やっぱりバランス感覚の良さとか運動能力には驚かされます。
さらに生き残りのための進化という点で、ウシ科は反芻(はんすう)動物と言って四つの胃を持っていることでも知られていますがこれについては、またそのうちにお伝えしたいと思います。
不況の世の中で我々人間はどう進化するべきなんでしょうか…。
2010年6月28日月曜日
芽が出てふくらんで…
うのちゃんのバラが咲いた。
これは棘がないほう…
芽が出てふくらんで
花が咲いて枯れちゃって
忍法使って空飛んで…
これってお寺の和尚さんがまいたかぼちゃの種やったなぁ。
うぅむ、でもまさにこのバラという植物もそんな感じやったな。
芽が出てふくらんでっていうその手の形そのものやん。
力をためてためてためて…。弾けるようにぶわぁッと咲く!
あらためて観察してみると、すごいエネルギッシュな植物やな、コイツは…。
神田うのちゃんのイメージにぴったりやけど、エネルギッシュなところもどことなく相通ずるものを感じました。
ここんとこ、会社組織というものにまいってしまって体調不良でしばらく休業状態。
植物を見てるとあっちゅうまに時間が過ぎて癒されてるのをすごく感じるんやなぁ…
畑の畝でしょげてるやつ(野菜)がいたら「おい、くよくよすんなよ。たのむで、お前しかおらんのやから。」なんてどっかで聞いたようなことをそのまま言うてる自分がおったり…(笑)
ふぁ~、明日は大丈夫かな…
2010年6月24日木曜日
Komomo & Komugi
今シーズンの我が家のキッチンガーデンでは40品種の野菜や果物がすくすくと成長しております。
どれもがもちろん大事に見守っているんですが、とくに注目しているひとつが小桃ミニトマト。
桃太郎って普通のトマトの小粒品種でつい最近世に現れた品種なんだそうです。
ミニトマトと言えばゼリーがプチュッと飛び出すものが多くてそれがおいしいところでもあると思いますが、この小桃はそれが少ないそうです。
プチュッというのが苦手な方にはいいかもしれませんね。
ちなみに我が家の畑に植えているミニトマトは4品種。
アイコ、イエローアイコ、千果、小桃。
写真の一番手前の1株が小桃です…
さて口蹄疫の問題はなくなりつつあるのでしょうか…
念のため、長野県から支給された消石灰をまいて予防対策としてますが、まだまだ心配です。
そんなことも知らず(知ってたらコワいがな。)奥でこむぎちゃんはむしゃむしゃほお張っております。
・・・。
気楽なもんですな…。
でも、こんな風景を見てると溜まり溜まった業務上ストレスもちょっとましになった気がします。
2010年6月20日日曜日
6月のInstallation
まいど、おおきに。鬼六でございます。
ご存じの方もおられますが、わたくしは彫刻家と称して芸術の分野で“ものづくり”をやっていた人間です。
ゲージュツってなんやねん。わけわからんこと言いながらテキトーなもんを作っとったらええのんちゃうん?金にもならん!…なーんて思われがちな世界ですわ。
それについてはまちがいないねんけどね、中身は深ぁ~い世界やとだけお伝えしておきます。
でも、日本に住んで四季の中で「あぁ、いい季節がきたねぇ~。」とか、おいしそうなご馳走が食卓に並んでたりすると「うわぁ~、ゴージャス!」なんて感じたこと、あるでしょ?
わたくしに言わせていただきますと、それってぜーんぶ、“ゲージュツ”でございますわ。
いい季節っていうのはやっぱりその気候に自分の経験をのせてイメージが湧き出てくるもんでしょ?
お料理がおいしそうに見えるのも、ゴージャスに感じるのも全部そうですわ…。
で、今日最初の写真は、我が家の近所のみはらしファームのイチゴちゃんジュースですよ~。
たくさんやってきたイチゴは、もちろんそのまま食べると、これまた抜群に糖度が高くてこの間も誰かさんが食いすぎで消化不良おこして、そらぁ、もう…。大変やったんです。70個ぐらい食べたんちゃうかなぁ…(笑)
作り方はこんな感じ…
①ホームセンターなんかで売られている貯蔵瓶(梅酒などで使われてるのと同じやつです。)を用意する。
②氷砂糖と交互にヘタをとったイチゴを入れていく。
③クエン酸を水で溶いたものを上からかける。
④イチゴのエキス(?)が溶け出すのを待つ。(イチゴがシワシワになって沈みます。)
とまぁ、こんな感じだそうです。
そのシワシワになったイチゴを凍らせますと、これがまたウマいそうです。
美味しそうなイメージが膨らんだ方はどうぞお試しくださいませ。
ちなみに最初の写真。もう真っ赤なええ感じになってますけど、2日目の状態です。
さてさて、この週末はたくさんのお客さんがあって連日のBBQで体が2倍ぐらいに膨張したような気分です。(笑)
まぁ、なんと楽しい休日を過ごさせてもらいました。
やっぱり人が集って会話が弾むっていうのは楽しいですねぇ。
ところでBBQの時、最近は着火剤なる便利なものがすっかり定着しつつありますが、アウトドア人間でもあるわたくし流の火点け術(?)を息子に教えたついでにここでもちょっと書いてみましょう。
タバコの煙が流れていくぐらいのちょっとした風がある場合は、うちわとかで風を送る必要はありません。
道具はナタとかアックス(手斧)など。それから火を点けるライター。今日は新聞紙を少し使いましたけど、ない場合は周辺に白樺の倒木があればそれの皮を使います。(あぶらっけがあるので面白いように火がつきますよ。)
ない場合は薪割りの要領で細かくしたものを用意します。
アウトドア用の備品の中に麻ひもを加えておくと、この場合はほぐして鳥の巣のような状態にし、着火に使えます。(ライターなどが使えなくなった時は小さな杉の板を使って原始的に火を起こすのも楽しいかな?)
あとは懐中電灯の電球の周りの反射板を使っても火種を作ることができます。
まぁ、その辺は今回は置いといて…
今日の場合はこんな感じで最初の火をつけてやるとすぐに大きい火になるわけです。
全体の半分程度、木炭だけで山にしておきます。
薪が出来たら中心に新聞紙を丸めて、細かいものから順に円錐状に立てていきます。
風上側に火つけ口を開けて…。
着火! あとは放っておくだけ。
着火から5分後、こんな感じ。
鉄板焼き用の鉄板などでその上をふさいでしまいましょう。
これで、焼き始めてもOKです。木炭のほうに徐々に火が移っていき、同時に薪のほうはそれほど長く火力がもたないので炭火で焼けたものを焼けすぎないように鉄板に移していくなどできるので、意外と使い勝手がいいはずですよ。
はじめの話に戻りますが、楽しい友人と呑んだり食べたりしながら賑やかに過ごす時間はとても楽しくて貴重なもの。
場所なんかどこでもええねんけど、同じ景色を見ながら、同じ空間を感じながら…
(今日なんか雨。即興シートで雨除けの下でですよ。笑)
ゲージュツの世界では「空間」そのものを作品にするインスタレーションというものがあって僕自身もやったことがありますけど、最後の仕上げはやっぱり「人」なんですわ。
週末のバーベキュー2連発も、考えてみると友人達に見せたいなぁってモノがあっての企画やったのかも…。これまで頑張って工事した(?)家庭菜園や仔ヤギのために子供らと頑張って作ったヤギハウス。それに嫁さんや娘たちが育てたたくさんの花。個性派揃いの家族。仔ヤギのこむぎちゃんももちろんそこに入ってます。
やってくる友人もやっぱり個性派ですから、会話も絶妙に弾んで面白いんですねぇ。
これが作品にできたら最高傑作のインスタレーションやなぁって感じたわけですよ。
さて、7月のInstallationももちろん、行っとこか。(笑)
2010年6月15日火曜日
循環 ~ ウミカラヤマへ ~
標高が高い我が家の畑はスタートしたばかり。
こむぎちゃんの小屋がある程度目処がついたところで、ここを畑にしようなんて具合で始まって、野良仕事というより土木工事でしたね。
なんせ大きな石がごろごろ埋まってますからツルハシの柄は今年も折れてしまいましたわ…。(泣)
で、耕しまくって10坪ほど。畑らしきものになってきました。
そして、この魔法の白い粉(?)をお隣のプロフェッショナル農家のIさんの協力で入手。畑もどきに鋤き込みました。
もちろん深さ40cmまで鍬とスコップですよ!
ここまで半日ですわ…
で、翌日になんとか畑という状態までがんばりました。
こむぎちゃんハウス兼農小屋から見るとこんな感じです。
さて、ここで問題です。
先ほどの「魔法の白い粉」とは何でしょうか?
ヒントは「海のもの」です。
自然の中にある循環機能は見事なバランスで育まれているものですね。
漁師さんが山に入って手入れをされてるところもありますが、それは山から海に流れるミネラルが魚や海そのものに重要な役割があるということだそうですね。
ひいては地球全体の環境保全につながるということなんでしょう。
でも、この「魔法の白い粉」はまぎれもなく海からやってきたものなんですよ。
しかも本来は捨てられるような存在です。
答えは「寒天の搾りかす」です。
そうそう、あの“かんてんぱぱ”の搾りかすですわ。
リサイクルで素晴らしい堆肥に変身!というわけですね。
我が家の畑は潮の香り…
土をいじってて子供のころの海水浴の楽しかったことを思い出すとは考えもしませんでしたよ。(笑)
子供らも去年の海水浴を思い出したかな…
伊那は小麦畑がそろそろ収穫期でしょうか。
小説や映画に出てきそうなこんな風景に今年も目を奪われるんですよね。
2010年6月6日日曜日
週末、旅の途上 ~ジンセイヲタガヤス~
我が家のワイルドストロベリーが大豊作です。
あ、写真がマズくてわかりにくいかもしれませんが、白い苺なんです。
小さな白い花と葉っぱの形が“雑草跡地”の土の上を何とも言えない可愛らしい雰囲気にしてくれるので大好きな植物のひとつです。
この週末はお母ちゃんコト、奥方さまの誕生日で手作りのレモンケーキにはワイルドストロベリーの実が乗っかってましたよ。
我が家はクリスマスと家族の誕生日には手作りケーキでお祝いをするんですが、娘二人が企画を練ってきたお誕生日会をやってくれました。漫才あり、歌やゲームあり、くす玉までありの盛大なイベントでびっくりです。(笑) いやいや、自分らだけでこんなことをできるようになったんやなぁ~なんて、ちょっと感動したりなんかで良かったです…。
あ、ちなみに奥方さまのバースデーケーキもやっぱり奥方さまの手作りです。(笑)
この時期のレモンの爽やかな甘さがなんともいいのですが、意外にもワイルドストロベリーの味と合うんですよ、これが…
さて、次のお誕生日会はいつやったかいな…
それから、この週末は「今年もやるぞ!緑のカーテン大作戦!」
今年はちょっと範囲を広げて、カーテンと言うよりタープっていうのかな。
幅が5.5メートル、高さ(というか壁と屋根、合わせて)8メートルです。
手前の苗がゴーヤー。アサガオ、フウセンカヅラと続けて種を撒きましたが、可愛い芽を出してくれるのはいつかなぁ…。
それからそれから、干し草づくりですわ。
なんとなく今回はええ感じにカラッと乾燥してます。ただの草なんですけどええ匂いしますねん、これが…。
最後は圧縮して“干し草ブロック”が出来上がりです。
干し草のベッドを作るにはまだまだ足りないので、今回は“干し草のソファ”で記念撮影です。
お疲れさん~☆
2010年6月4日金曜日
他人事ではない
宮崎県で4月20日に発生した口蹄疫は、6月1日現在7市町村、253戸168,823頭となっています。新聞で報道されているとおり、10Km圏内の偶蹄類家畜すべてにワクチン接種の後、殺処分。10~20Km圏内までの偶蹄類家畜をすべてと畜し、空白地帯をを作ることで感染家畜をなくし撲滅しようと言うものです。
これだけの家畜、農家の犠牲を無にしないためにも必ずや成功したい。いや、しなければなりません。
以上は長野県伊那家畜保健衛生所より送られてきた口蹄疫情報(その7)から抜粋させていただいた。
酪農だけではない農業全体の危機へとつながる可能性は考えられても、私たちの生活にそれがどれほど大きな影響としてあらわれるのか…。
我が家にはヤギがいて、彼女もまた蹄が二つの偶蹄類動物なのです。
長野県内の関係する1335戸においてすべての無事が確認されているのですが、念のために、我が家も消石灰による消毒を実施することにしました。
とにかく原因と予防策がはっきりしてこれ以上「殺処分」が行われないことを願います。
これだけの家畜、農家の犠牲を無にしないためにも必ずや成功したい。いや、しなければなりません。
以上は長野県伊那家畜保健衛生所より送られてきた口蹄疫情報(その7)から抜粋させていただいた。
酪農だけではない農業全体の危機へとつながる可能性は考えられても、私たちの生活にそれがどれほど大きな影響としてあらわれるのか…。
我が家にはヤギがいて、彼女もまた蹄が二つの偶蹄類動物なのです。
長野県内の関係する1335戸においてすべての無事が確認されているのですが、念のために、我が家も消石灰による消毒を実施することにしました。
とにかく原因と予防策がはっきりしてこれ以上「殺処分」が行われないことを願います。
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