2010年6月20日日曜日

6月のInstallation



まいど、おおきに。鬼六でございます。

ご存じの方もおられますが、わたくしは彫刻家と称して芸術の分野で“ものづくり”をやっていた人間です。
ゲージュツってなんやねん。わけわからんこと言いながらテキトーなもんを作っとったらええのんちゃうん?金にもならん!…なーんて思われがちな世界ですわ。

それについてはまちがいないねんけどね、中身は深ぁ~い世界やとだけお伝えしておきます。

でも、日本に住んで四季の中で「あぁ、いい季節がきたねぇ~。」とか、おいしそうなご馳走が食卓に並んでたりすると「うわぁ~、ゴージャス!」なんて感じたこと、あるでしょ?

わたくしに言わせていただきますと、それってぜーんぶ、“ゲージュツ”でございますわ。

いい季節っていうのはやっぱりその気候に自分の経験をのせてイメージが湧き出てくるもんでしょ?
お料理がおいしそうに見えるのも、ゴージャスに感じるのも全部そうですわ…。

で、今日最初の写真は、我が家の近所のみはらしファームのイチゴちゃんジュースですよ~。

たくさんやってきたイチゴは、もちろんそのまま食べると、これまた抜群に糖度が高くてこの間も誰かさんが食いすぎで消化不良おこして、そらぁ、もう…。大変やったんです。70個ぐらい食べたんちゃうかなぁ…(笑)

作り方はこんな感じ…

①ホームセンターなんかで売られている貯蔵瓶(梅酒などで使われてるのと同じやつです。)を用意する。
②氷砂糖と交互にヘタをとったイチゴを入れていく。
③クエン酸を水で溶いたものを上からかける。
④イチゴのエキス(?)が溶け出すのを待つ。(イチゴがシワシワになって沈みます。)

とまぁ、こんな感じだそうです。



そのシワシワになったイチゴを凍らせますと、これがまたウマいそうです。

美味しそうなイメージが膨らんだ方はどうぞお試しくださいませ。



ちなみに最初の写真。もう真っ赤なええ感じになってますけど、2日目の状態です。


さてさて、この週末はたくさんのお客さんがあって連日のBBQで体が2倍ぐらいに膨張したような気分です。(笑)

まぁ、なんと楽しい休日を過ごさせてもらいました。
やっぱり人が集って会話が弾むっていうのは楽しいですねぇ。

ところでBBQの時、最近は着火剤なる便利なものがすっかり定着しつつありますが、アウトドア人間でもあるわたくし流の火点け術(?)を息子に教えたついでにここでもちょっと書いてみましょう。

タバコの煙が流れていくぐらいのちょっとした風がある場合は、うちわとかで風を送る必要はありません。
道具はナタとかアックス(手斧)など。それから火を点けるライター。今日は新聞紙を少し使いましたけど、ない場合は周辺に白樺の倒木があればそれの皮を使います。(あぶらっけがあるので面白いように火がつきますよ。)
ない場合は薪割りの要領で細かくしたものを用意します。
アウトドア用の備品の中に麻ひもを加えておくと、この場合はほぐして鳥の巣のような状態にし、着火に使えます。(ライターなどが使えなくなった時は小さな杉の板を使って原始的に火を起こすのも楽しいかな?)
あとは懐中電灯の電球の周りの反射板を使っても火種を作ることができます。

まぁ、その辺は今回は置いといて…

今日の場合はこんな感じで最初の火をつけてやるとすぐに大きい火になるわけです。



全体の半分程度、木炭だけで山にしておきます。
薪が出来たら中心に新聞紙を丸めて、細かいものから順に円錐状に立てていきます。



風上側に火つけ口を開けて…。



着火! あとは放っておくだけ。



着火から5分後、こんな感じ。



鉄板焼き用の鉄板などでその上をふさいでしまいましょう。



これで、焼き始めてもOKです。木炭のほうに徐々に火が移っていき、同時に薪のほうはそれほど長く火力がもたないので炭火で焼けたものを焼けすぎないように鉄板に移していくなどできるので、意外と使い勝手がいいはずですよ。



はじめの話に戻りますが、楽しい友人と呑んだり食べたりしながら賑やかに過ごす時間はとても楽しくて貴重なもの。

場所なんかどこでもええねんけど、同じ景色を見ながら、同じ空間を感じながら…
(今日なんか雨。即興シートで雨除けの下でですよ。笑)

ゲージュツの世界では「空間」そのものを作品にするインスタレーションというものがあって僕自身もやったことがありますけど、最後の仕上げはやっぱり「人」なんですわ。

週末のバーベキュー2連発も、考えてみると友人達に見せたいなぁってモノがあっての企画やったのかも…。これまで頑張って工事した(?)家庭菜園や仔ヤギのために子供らと頑張って作ったヤギハウス。それに嫁さんや娘たちが育てたたくさんの花。個性派揃いの家族。仔ヤギのこむぎちゃんももちろんそこに入ってます。

やってくる友人もやっぱり個性派ですから、会話も絶妙に弾んで面白いんですねぇ。
これが作品にできたら最高傑作のインスタレーションやなぁって感じたわけですよ。

さて、7月のInstallationももちろん、行っとこか。(笑)

2 件のコメント:

タッキー さんのコメント...

インスタレーションって言葉を初めて聴きましたが、空間にしてもモノにしても、基本モジュールはやっぱり人間な訳で、そこにいる人・持つ人・使う人・見る人の視点、感覚やバランスみたいなのを無視しちゃチグハグになっちゃいますものね~~

材木屋の着火材?は、専らプレーナー屑です・・・^^;

Onirock さんのコメント...

まいど、材木屋さん。

プレーナー屑は反則ですやん。
それ、次回持ってきてください。(笑)

それはそうとひそかに、そして着々と「挽き落とし材」という言葉がひろがりつつある伊那西部。

しっかり宣伝してますからね~。親方~☆